団地再生について
支援事業
再生すべき団地は、その規模と立地条件が多様であるばかりでなく、所有形態も賃貸住宅と分譲住宅には基本的な違いがあるとともに、運営方式でも多様であり、多岐に及んでいます。
リニューアルやリノベーションにより実現すべき住環境、住民の高齢化や住民層の多様化に対応するコミュニティの活性化、さらには、より合理的な管理・運営方式など、団地再生の課題は極めて多岐に渡ります。
このことを、私たちは“住環境の再生”、“コミュニティの再生”そして“ハウジング経営の再生”という3つの“再生”にまとめてとらえています。
多くの住宅団地は今一斉に老朽化し、何らかの“再生”が求められていますが、私たちは個々の団地再生プロジェクトが抱える課題を、この理念に基づいて把握し、関連情報を集約・整理して、適切な解決策を提供します。
下記エリアのプロジェクトを中心としてプロジェクトの創出と実現のノウハウを研究する
団地再生に必要な技術を下図のように整理して不足技術の開発を含めて“品揃え”を進める。
ライネフェルデとは旧東ドイツに位置し、かつて織物産業で栄えた町です。
ですが、東西ドイツの統合、産業の衰退等を理由に人口が減少、町で働く人々が住んでいた団地も使われなくなり、スラム化し社会問題化しました。
しかし、このまちと団地は現在見事に再生されています。
ライネフェルデは“成長なき時代のまちづくり”のポジティブメッセージです。
住宅地の拡張、人口の増加、商工業の成長がなくても都市は立派に発展する、“縮退はチャンス”ととらえ、運命的なまちの縮退をポジティブなものに転換した団地再生の先進モデルです。
団地再生支援協会では先進的プロジェクト事例の視察ツアーを行います。
団地再生視察ツアーについてはこちら