2017.12.1
■ 主旨
近年、都市再生やまちづくりの手法として「エリアリノベーション」という考え方が注目されている。都市における遊休不動産や空室、空きビルを起点として、それが徐々に連鎖してエリアの価値を高めて行く再生の考え方だ。団地再生においても、この考え方は応用可能だと考えれば、「個」を起点としたボトムアップ型の再生手法に可能性を見いだすことは可能だ。
第1部では、日独のエリアリノベーションを俯瞰し、第2部では国内の事例の実態にフォーカスする。そして第三部では、その実情や内容を討議のなかで掘り下げ、まちづくりの“多様な課題”への対応を議論する。
■プログラム 14:00-14:20
14:00-14:05 司会 奥茂謙仁氏 市浦H&P
14:05-14:10 開会挨拶 松村秀一氏 東京大学 団地再生支援協会 JHBC実行委員長
14:10-14:20 来賓挨拶 伊藤明子氏 国土交通省 住宅局長
◎第1部 基調講演 日独におけるエリアリノベーション
14:20-14:40 リノベーションによるエリア価値創出 松村 秀一氏
14:40-15:10 地域がグローバルに生きるためのエリアリノベーション
~ドイツNRW州で進む脱産業化社会づくり ゲオルグ・ロエル氏(NRW JAPAN)
15:10-15:20 休憩
◎第2部 ショートプレゼン:エリアリノベーションの事例
15:20-15:35 神田・日本橋地区におけるエリアリノベーション 田島 則行氏(千葉工業大学)
15:35-15:50 ストック時代の住環境マネジメント 森田 芳朗氏(東京工芸大学)
15:50-16:10 尾道の空き家再生まちづくり 豊田 雅子氏(NPO法人尾道空き家再生プロジェクト)
◎第3部 討議:ボトムアップ型都市再生の可能性
16:10-17:00 モデレータ:田島則行氏
パネリスト:森田芳朗氏、豊田雅子氏、奥茂謙仁氏
コメンテーター:松村秀一氏