JYOSHIKAI
団地女子会

2023.5.4

晩秋のよく晴れた日、団地女子会メンバーと団地再生支援協会の有志で竹山団地の16-2ブロックを見学してきました。

見学の流れは次のとおり。

1.竹山団地センター見学 
2.三神理事長による16-2ブロック見学 
3.16-2ブロックのスケルトン状態の部屋見学 ←今回のブログはココから
4.16-2ブロックの女性理事さんたちと団地リノベの談話 

三神理事長に16-2ブロックの全体をご案内いただいた後は、16-2ブロックの専有部分のスケルトン住戸の見学です。

今回、竹山団地の流通活性化の事業として、団地再生支援協会の会員企業である団地再生事業協同組合が、16-2ブロックの一住戸を買取・再販をするということで、その工事中のお部屋(スケルトン状態)を見学させていただくことになりました。

団地再生事業協同組合は、建築家や医師、社会福祉士など様々な分野で活躍する専門家が、「団地ならではの豊かな環境を未来につないでいぎたい」と結成された事業協同組合です。

団地の流通を活性化させるために、団地を買いやすい仕組みを作ったり、高経年の階段室型団地の上階に、建築家によるデザインを入れた住戸を再販することで、これまで団地に住んだことのない若い世代に訴求するような取り組みをされています。(より詳しくお知りになりたい方は、団地再生事業協同組合のHPをご覧ください。▼外部リンク)



今回参加したメンバーにはリフォームや団地の設計に携わるメンバーが多く、一級建築士の資格を持っている方もたくさんいました。

普段、リフォームや設計に携わっていても、築約50年のPC造のスケルトン状態のお部屋を見る機会は稀とのことで、皆興味津々で、アテンド役の団地再生事業協同組合の代表理事の金丸さんや、同席していただいた16-2ブロックの三神理事長にたくさん質問をされていました。



プレキャストコンクリートを接合部分(写真上部)と、プレキャストコンクリートを運ぶ際に引っ掛けるフック部分(写真中央)↓



スケルトン住戸を見学後、管理組合が管理している1610号棟の「みんなの部屋」に移動しました。

竹山16-2ブロック管理組合の女性理事の皆さんにもご参加いただき、このお部屋のリノベーションのアイデアについて意見を聞いてみました。




今回のリノベーションのデザインを手掛ける建築家の今里氏から、これまでほかの団地で行った団地リノベーションの事例や、今回の設計プランのたたきを共有いただきました。

団地ならではの日当たりの良さや、風通しの良さを生かすことに加えて、竹山団地の他の団地より広い水回りを生かして、水回りを充実させたラグジュアリーな空間の提案がありました。

お菓子を食べながら、実際に当団地にお住いの理事の皆さんの住まい方について共有いただいたり、「管理組合のみんなの部屋などの、空き部屋をゲストルームにしてみたらいい」「広いスペースの中にも、少し区切れる自分だけのスペースが欲しい」「お風呂場の寒さ対策をした方がいい」などの意見をいただいたりするなど、楽しく意見交換が行われました。




ご協力いただいた理事の皆様、ありがとうございました。

次回は、竹山団地の視察に参加したメンバーの感想をお届けします。

(団地再生支援協会 団地女子会 村上)