JYOSHIKAI
団地女子会

2023.1.20

晩秋のよく晴れた日、団地女子会メンバーと団地再生支援協会の有志で竹山団地の16-2ブロックを見学してきました。

見学の流れは次のとおり。

1.竹山団地センター見学 
2.三神理事長による16-2ブロック見学 ←今回のブログはココ
3.16-2ブロックのスケルトン状態の部屋見学
4.16-2ブロックの女性理事さんたちと団地リノベの談話



竹山団地のセンターを後にして、いよいよ竹山団地16-2ブロックへと向かいます。
管理組合の理事長、三神さんにブロックをご案内いただきました。



【16-2ブロックのデータ】
管理組合:竹山16-2団地管理組合法人(住民による完全自主管理)
所在地:横浜市緑区竹山1-6-5(竹山団地1605号棟~1610号棟)
完成年月:昭和46年3月(2023年1月現在、築51年)
棟数・戸数:6棟・152戸
建物構造:4階建て階段室型PC造
分譲会社:神奈川県住宅供給公社
▼管理組合HP(外部リンク)



16-2ブロックでは、出納関係・植栽関係も含めて全ての管理を住民で行い、数年前に管理組合を法人化している全国でも数少ない団地です。
(管理については、団地のHPに詳しい記載がありますので、ご興味ある方はこちらをどうぞ▼外部リンク)



約10年ほど前に結露対策として外断熱工事、3年ほど前に外灯の電気などを賄うために1610号棟の屋上にソーラーパネルを設置したそうです。
(外断熱工事について詳しく知りたい方は竹山団地のHPを御覧ください▼外部リンク)

竹山団地はJR鴨居駅からバスで10分足らず、バス停から2~3分の場所にあり、敷地は緑豊かな丘陵地に位置しています。
この緑豊かな広い敷地の中では、棟と棟の間の緑地に住民手作りの遊歩道(通路)があります。



敷地内の遊歩道や広場は、住民の中から有償のボランティアを募ってみんなで整備されているそうです。
広場にはBBQができるスペースもあり、みんなで集まって「焼きさんま」大会や、お花見会などが行われます。




敷地内の芝刈りや、清掃も住民の手で行われており、倉庫には芝刈り機、防災用品などが収められています。
芝刈り機を扱える人が増えるよう、定期的に講習会が行われ、芝生のメンテナンスがされています。

理事長の三神さんも有償ボランティアに参加され、「夏の時期は特に草刈りが大変なんだよ」とお話ししてくださいました。
(植栽などの美化ボランティア活動に関しても、竹山団地のHPにて詳細がご覧いただけます→)
https://takeyamadanchi162.wixsite.com/takeyama/post/%E3%80%8C%E3%82%BF%E3%82%B1%E3%83%A4%E3%83%9E%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%82%92%E3%81%AE%E3%81%9E%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%EF%BC%81%E3%80%8D-%E5%8F%82%E5%8A%A0%E7%8E%8750-%E8%B6%85%E3%80%82%E7%BE%8E%E5%8C%96%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%81%AF%E4%B8%80%E7%9F%B3%E4%B8%89%E9%B3%A5%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%9F%E3%83%84%E3%81%AB%E8%BF%AB%E3%82%8B



きれいに手入れされた敷地。四季折々の草花が咲いて、敷地内の散歩が楽しそうですね。

駐輪場には防犯カメラも設置され、放置自転車もなく、とてもきれいに整備されていました。
(ちなみに、防犯対策として駐輪場の天井を高くしたら、雨が吹き込みやすくなってしまって自転車が濡れるようになってしまったのは悩みだそうです。全てのニーズにこたえるのは難しいものですよね。)

駐輪場には、雨水を貯めておくタンクが置かれており、防災・節水対策として雨水を使用できるようにしているとのことでした。


防災といえば、16-2ブロックでは防災対策として様々な取り組みがありました。

敷地内には、消火栓・ホースの設置があり、有事の際は格納されたホースを使って消火活動ができるように、防災訓練もやっているそうです。




16-2ブロックでは、自動販売機が数か所設置されています。「災害救援ベンダー」として、非常時(停電時)は非常用電源が働き、中の飲み物・食べ物が無料で住民に提供される仕組みになっています。



春は桜がきれいな広場。
手前に置かれたU字溝は、非常時に煮炊きができるスペースとして利用できるようにしてあるそうです。

他に特筆すべきこととして、「ペット共生団地」があげられます。
竹山団地は、他の多くの団地がそうであるように、分譲時はペット飼育不可の団地でした。それを、住民の要望からペットが飼えるように規約を変更し、今ではイヌかネコどちらかを2匹まで飼える「ペット共生団地」になりました。

新しく16-2ブロックに住む若い世代にも、ペットが飼えるというのは団地を選ぶ際の魅力的になっているようです。

(ペットの飼育に関しては、竹山団地HPにて詳しく紹介しています⇒)
https://takeyamadanchi162.wixsite.com/takeyama/post/%E3%82%BF%E3%82%B1%E3%83%A4%E3%83%9E%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%82%92%E3%81%AE%E3%81%9E%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%EF%BC%81-%E6%83%85%E5%A0%B1%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E3%82%84%E3%80%8C%E3%82%A6%E3%83%81%E3%81%AE%E5%AD%90%E8%87%AA%E6%85%A2%E3%80%8D%E3%82%82%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%84%E3%80%8E%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%80%8F

今回はここまで。次回は竹山団地16-2ブロックの専用部、スケルトン住戸についてお伝えします。
 (団地再生支援協会 団地女子会 村上)