団地再生について

支援事業

再生すべき団地は、その規模と立地条件が多様であるばかりでなく、所有形態も賃貸住宅と分譲住宅には基本的な違いがあるとともに、運営方式でも多様であり、多岐に及んでいます。
リニューアルやリノベーションにより実現すべき住環境、住民の高齢化や住民層の多様化に対応するコミュニティの活性化、さらには、より合理的な管理・運営方式など、団地再生の課題は極めて多岐に渡ります。
このことを、私たちは“住環境の再生”、“コミュニティの再生”そして“ハウジング経営の再生”という3つの“再生”にまとめてとらえています。
多くの住宅団地は今一斉に老朽化し、何らかの“再生”が求められていますが、私たちは個々の団地再生プロジェクトが抱える課題を、この理念に基づいて把握し、関連情報を集約・整理して、適切な解決策を提供します。

そうした解決策の重点は次の5つだと考えます。
  • 団地再生プロジェクトの創出・形成にかかわること
  • 団地再生プロジェクトの実施可能性の評価にかかわること
  • 団地再生プロジェクトにおける建築のデザインにかかわること
  • 団地再生プロジェクトに必要な建築技術・ノウハウにかかわること
  • 団地再生プロジェクトの形成に必要な啓蒙・広報にかかわること

支援事業

団地再生支援協会は、住環境、コミュニティ、ハウジング経営という3つの再生のために、次のような具体的支援活動を行います。

団地再生の可能性を調査し
団地再生プロジェクトの創出を支援する活動

  • ○全国の自治体からの団地再生に関する検討の要請への対応
  • ○団地管理組合からの団地再生プロジェクトに関する相談への対応
  • ○団地再生を目指す地域組織や区分所有組織の活動への支援

団地再生プロジェクトの事業手法、
マネージメントにかかわる研究開発

  • ○団地再生に係わる法制度に関する研究と新しい法制度の提案
  • ○団地再生パイロットプロジェクトの創出と成果の公開・普及
  • ○プロジェクト・ファイナンスのあり方に関する提案

建築再生・団地再生にかかわる技術・
ノウハウの研究開発とその支援

  • ○耐震診断・耐震設計、減築デザイン、バリアフリーにかかわること
  • ○建物外装、断熱工事、設備診断など省エネ関連の技術開発への支援
  • ○団地の水貯蔵、新エネルギーの導入、廃棄物処理などの
    “エコロジー化技術”にかかわること

団地再生プロジェクトを担う専門家の育成と
ネットワークの構築

  • ○団地再生プロジェクト・コーディネーターの育成
  • ○団地再生プロジェクト・コーディネーターの制度化への支援
  • ○団地再生にかかわる各種専門家の参加方式確立への支援
  • ○団地再生にかかわる各種専門家のネットワークの構築

団地再生にかかわる広報、
啓蒙・教育のための恒常的活動

  • ○シンポジュウム、技術セミナー、視察ツアーの企画と実施
  • ○団地再生にかかわる情報の提供と出版の活動
  • ○学生などの団地再生への関心の喚起と若手担い手の育成
  • ○団地再生をテーマにする国際交流活動

課題について

プロジェクト部会

下記エリアのプロジェクトを中心としてプロジェクトの創出と実現のノウハウを研究する

基礎研究部会

団地再生に必要な技術を下図のように整理して不足技術の開発を含めて“品揃え”を進める。

先進プロジェクト事例

ライネフェルデ団地-ドイツ

ライネフェルデとは旧東ドイツに位置し、かつて織物産業で栄えた町です。
ですが、東西ドイツの統合、産業の衰退等を理由に人口が減少、町で働く人々が住んでいた団地も使われなくなり、スラム化し社会問題化しました。

しかし、このまちと団地は現在見事に再生されています。

ライネフェルデは“成長なき時代のまちづくり”のポジティブメッセージです。
住宅地の拡張、人口の増加、商工業の成長がなくても都市は立派に発展する、“縮退はチャンス”ととらえ、運命的なまちの縮退をポジティブなものに転換した団地再生の先進モデルです。

団地再生支援協会では先進的プロジェクト事例の視察ツアーを行います。
団地再生視察ツアーについてはこちら